シゴトに行き詰り、ふと壁を見るとあれがある。やはり壁にいろいろつけたい。

そうだ私に磁力を下さい、、、

ツキが悪いのは磁石のせいだけじゃありませんで薄い鉄板では磁力を十分に活かせないという話をしましたが、剛腕で吸着力アップしてしまいましょう。

大きい磁石は一般の方が使うには危ないので、小さい磁石を複数個使っていく「スイミー」作戦がおすすめです。

今回は次の写真のような磁石をつかいました。さて、皆さんこのような磁石は作れますか?(急に偉そうですみません、ちょっと言ってみたかったのでつい、、、)

あまり何も考えずに磁石を4つ近づけようとすると、下のムービーの様になります。

今回使ったのはやはり強さが自慢のネオジム磁石です。はじめゆっくり磁石同士を近づけると離れていきます。それでもあきらめず押しの一手でアプローチすると、急にころっと回って今度は激しく飛びついてきます。なにやらツンデレなご様子です。

今度はちょっと違うやり方をしてみます。

なぜか、とても素直にくっつきます。素直すぎてなにか物足りないくらいです。さて、これはなぜなのでしょうか?磁石にはN極とS極があって、違う極同士は吸着して、同じ極同士は反発するということを聞いたことがあると思います。この極の取り扱いのちがいで、4つの磁石を組み合わせることができたり、できなかったりします。

さて、それではどうやってはじめに紹介したつよい磁石をつくるかというと、まずはじめに磁石の極を確認します。簡単な方法はまず1つ磁石を持ちます。次にもう1つの磁石に近づけるとパチンとくっつきます。これを繰り返すと磁石が1列に4つ並びます。この状態はNSNSNSNSかSNSNSNSNのどちらかの並びになってます。そこで棒状にくっ付けた磁石のどちらかの先端にコンパスを近づけ(なければスマホのコンパス機能でもOKですが、ソフト的に癖があります)、磁石の方が北という場合は先端がN極、南という場合はS極ということになります。

このように極がわかったら、わからなくならないように、それぞれの極の面にマジックでマークします。今回はN極に黒いマークをつけました。

極のマークをつけたらあとは簡単です。先に紹介したムービーをよく見るとわかりますが、マーキングしてあります。はじめのツンデレな反応は、すべてN極を上にして作業しました。

次の素直な反応はN極を上にしたものとS極を上にしたものでペアを作り、さらにそれらのペアをN極上とS極上の組み合わせて合うように近づけています。これで、4つの磁石を合体させたつよい磁石を簡単に作ることができます。

薄い鉄板に貼り付けるばあい、このようにN極とS極が違交互に並ぶ配列が効率がよくなります。初心者マークなどに用いられているシート状のゴム磁石などは、ストライプ状にN極とS極が配列していますね。

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