永久磁石にはいろいろな種類があります。ネオジム磁石(Nd2Fe14B),サマリウムコバルト磁石(Sm2Co17),フェライト磁石(FeO3,SrCO3),アルニコ磁石(Al-Ni-Co)磁石が代表的です。
上の写真をみて、どれがどれだかわかりますか?
磁石の種類といわれてもなじみのない方も多いと思います。ところがよーく観察してみると身のまわりで何種類かは見つけることができると思います。
磁石は外見じゃなくて磁力で勝負ですから、見た目だけで区別するのは磁石に失礼な話かもしれませんが、今日はたまたま同じ形で種類の違う4つの磁石があったので見比べてしまいましょう。
まず、明らかに真っ黒い磁石がいますね。これはおなじみの方も多いでしょう。フェライト磁石です。さて、ここからが問題です。下の写真を見て説明しますね。
真ん中の磁石が最も濃い灰色に見えますか?これがネオジム磁石です。これに対しもう少し銀に近く輝きが多めの左の磁石がサマリウムコバルト磁石。一番右の磁石はもう少し白いアルミぽい(大雑把な表現ですみません、、)色でこれがアルニコ磁石です。
ところが実際には磁石はメッキされたりするので、特にネオジム磁石は素材を直接みることはないと思います。
おっと、身も蓋もない話になってしまいましたが、いずれこのうんちくがお役に立つ日が来るといいですね。